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訪問者のアクセスのしやすさに特化したのが、縦長レイアウトのランディングページです。集客や買い物、問い合わせなどのアクションをページ内ですべて行えるように作られています。顧客のアクションに的を絞ったランディングページをひな型化したものが、ランディングページ用テンプレートです。
ランディングページでは、目的や対象顧客が異なっていても、必要なコンテンツに大きな違いはみられません。あらかじめ用意されたひな型にテキストや画像を挿入して、顧客獲得に効果的なランディングページを作成しましょう。
ランディングページ用テンプレートを利用するメリット
ランディングページのレイアウトは、売り上げ、見込み客の発掘などに結びつく大切な要素です。
ここでは、ランディングページ用テンプレートを利用するメリットをまとめました。
低コストで作成が可能
ランディングページ作成を制作会社に依頼する場合、スキルや作業範囲、アフターサポートなどによって変わりますが、一般的な相場は、30万円から60万円とされています。凝ったデザインを選んだ場合、デザイン料だけで10万円以上かかることもあるでしょう。
一方、ランディングページ用テンプレートは、低価格あるいは無料のものが多くあります。上手に活用すれば、制作会社にいちから注文するよりも低コストで作成が可能です。
レスポンシブ対応デザインなら一括管理が可能
ランディングページ用テンプレートは、誰にでも使いやすく、手軽にはじめられるメリットがあります。スマホやタブレットが普及した昨今、端末に合わせて最適表示されるレスポンシブデザインの導入が求められていますが、便利な一方で制作には時間がかかります。
レスポンシブデザインに対応しているランディングページ用テンプレートなら、時間や手間をかけることなく、顧客がアクセスしやすいページを作成できます。レスポンシブデザインはGoogleなどの検索エンジンに推奨されているので、SEOにも有効です。検索エンジンからの顧客獲得の面で、大きなアドバンテージとなるでしょう。
また、同一のHTMLを利用するため、管理や更新が一度に行えるメリットもあります。
HTMLやCSSの知識が不要
ランディングページを自力で作成しようとすると、HTMLやCSS、JavaScriptなどコーディング知識が必要です。一方、ランディングページ用テンプレートをそのまま使用する場合には、CSSやHTML、Javaの知識は必要ありません。細分化されたデザインの中から好みのものを選べるので、イラストレーターやフォトショップなどのデザインツールの知識も不要です。
しかし、ランディングページ用テンプレートは、一般的にカスタマイズも可能です。HTMLやCSSをいじって、オリジナルのランディングページも作れます。
ランディングページテンプレートの選び方は、ユーザー目線の使いやすさを重視
ランディング用テンプレートは、さまざまな種類やデザインがあります。どのテンプレートを選べばいいか悩んだときは、ユーザー目線での使いやすさを優先しましょう。ここでは、ランディングページ用テンプレートを選ぶときに、気を付けたいポイントを紹介します。
デザインはトンマナを意識する
トンマナとは、トーン&マナーの略称です。トーンには調子、マナーにはやり方の意味があります。ランディングページを作成する際には、コンテンツの雰囲気や世界観に一貫性を持たせましょう。
文字やデザインがページごとに変わってしまうと、伝えたいことがきちんと伝わらず、顧客獲得の機会を失ってしまいます。
ターゲットに伝えたいメッセージを明確にアピールするために、トンマナを意識したテンプレートを選びましょう。
英語テンプレートは日本語表示でバランスを確認
ランディングページ用テンプレートは、日本国内だけでなく海外のサイトのデザインも選べます。海外ならではのおしゃれでスタイリッシュなデザインは、思わず目を奪われるでしょう。
しかし、海外サイトのランディングページ用テンプレートは多くが英語のサンプルで作られているので、実際に日本語で作成するとなんだかすっきりしないことも。海外製のテンプレートを利用する際は、日本語レイアウトのバランスを確認するようにしましょう。
スマホでのサイト表示もチェックする
ランディングページ用テンプレートの多くが、レスポンシブデザインに対応しています。レスポンシブデザインなら、端末がかわっても、レイアウトを崩さずに表示ができます。スマートフォンからの流入が多いなら、スマートフォンでの表示を意識しましょう。スマートフォンからの流入顧客を逃さないためには、スマートフォンでの見え方やスクロール、画像の量などの確認が大切です。
横に長いPC画面は、さまざまな情報を効果的に配置できます。しかし、スマートフォン用ページで大量の情報を表示させようとすると、縦スクロールが長くなってしまいます。縦スクロールが長いとユーザーの負担になり、商品のアピールができないまま、顧客がページを離れてしまうかもしれません。
また、スマートフォンは、外出先での利用が多いデバイスです。ページそのものや画像の読み込みに時間がかかりすぎると、調べたい情報にたどりつく前に、ユーザーがランディングページを離れてしまう懸念があります。通信速度も考えて、表示に時間がかかりすぎないようなレイアウトや画像を選びましょう。
ランディングページのおすすめテンプレート有料・無料5選
ランディングページ用テンプレートを、機能や用途、使いやすさなどの観点から5つ厳選しました。無料と有料のテンプレートのおすすめを、あわせてご紹介します。
用途にあった機能が備わっていないランディングページ用テンプレートを利用してしまうと、思っていたほど効果が出ずに、顧客獲得の機会を失うことにもなりかねません。それぞれの機能を比較しながら、テンプレートを選びましょう。
1.ジンドゥー(Jimdo)
出典:ジンドゥー(Jimdo)
ジンドゥー(Jimdo)は、ドイツのハンブルクにあるJimdo GmbH社が運営しているホームページ作成ツールです。2009年から日本語版の展開を行い、2015年には、日本国内でのジンドゥーサイト数が100万サイトを突破しました。ビジネス・ショップ・ポートフォリオ・個人向けなど、さまざまな種類のテンプレートが充実しているので、思い通りのランディングページが簡単に作成できるでしょう。
- テンプレートの数:40種類
- レスポンシブ対応:すべてレスポンシブに対応。スマホ表示とPC表示は、自動で切り替えが可能
- 広告:ジンドゥーの無料プランでは、広告あり。月額965円のproからは、広告が非表示。
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プラン:無料プラン・PRO・BUSINESS・SEO PLUS・PLATINUMの5種類。
※上記データは2020年8月現在の価格です。
2.ブートストラップ(bootstrap)
ブートストラップ(Bootstrap)はTwitter社が開発した、ホームページ制作のためのCSSフレームワークです。ブートストラップで使えるランディングページ用テンプレートを多くの人が公開しています。おしゃれで洗練されたデザインが豊富です。
- テンプレートの数:オープンソースで多くのテンプレートが公開
- レスポンシブ対応:モバイル向けデザインのCSSも公開
- プラン:ブートストラップはオープンソースなので、誰でも無償で利用可能
3.ペライチ
出典:ペライチ
ペライチは、株式会社ペライチが運営しているホームページ作成サイトです。サービス・通販・ネットショップなど、アピールしたい商材に合わせて最適なテンプレートが選べるでしょう。
- テンプレートの数:57種類(うち、無料プランで利用できるものは41種類)
- レスポンシブ対応:すべてのテンプレートがレスポンシブ対応
- 広告:無料のスタートプラン・月額980円のライトプランでは、広告表示あり
- プラン:スタートプラン・ライトプラン・レギュラープラン・ビジネスプランの4種類
4.ウィックス(Wix)
出典:ウィックス(Wix)
ウィックス(Wix)は、イスラエルのベンチャー企業がたちあげた、ホームページ作成サービスです。2006年に設立され、2014年には全世界で利用者が5000万人を突破しました。ウィックスの特徴は、ドラッグ&ドロップの操作のみでホームページの作成が可能な点。直感的な操作で、思い通りのランディングページが作成できるでしょう。
テンプレートも種類が豊富で、ビジネス・飲食店・個人サイトなどさまざまなカテゴリーに対応しています。アプリで機能拡張も可能です。
- テンプレートの数:500種類
- レスポンシブ対応:ブラウザのサイズに応じて変更できるフル横幅パーツを採用することで、レスポンシブ対応が可能
- 広告:無料プラン・ドメイン接続プランでは、広告表示あり
- プラン:無料プラン・ドメイン接続・ベーシック・アドバンス・VIPの5種類
5.ハブスポット(hubspot)
ハブスポット(ハブスポット)は、アメリカにあるハブスポット社が提供するインバウンドマーケティングや販売用のソフトウェアです。マーケティングオートメーションツールが有名ですが、デザイン性に富んだランディングページ用テンプレートも提供しています。訪問者の現在地・トラフィックソース・購買ライフサイクルステージなどのコンタクト情報をもとに、表示するコンテンツの調整が可能です。
- レスポンシブ対応 :標準搭載されているテンプレートはすべて、レスポンシブ対応。公開前に、スマホやPCなどデバイスごとの見え方の確認が可能
- プラン:無料・Professional・Enterpriseの3種類
WordPressのランディング制作に適したおすすめテンプレート有料・無料5選
自由度とデザイン性の高さから、根強い人気を誇るWordPress。無料で使えるホームページ作成ソフトとして、世界中で支持を集めています。
ここからは、WordPressでランディングページを作成する際に便利なテンプレートを、有料・無料あわせて5つご紹介します。WordPressでランディングページを作る時の参考にしてくださいね。
WordPress用有料テンプレート3選
WordPress用の有料テンプレートのおすすめ3選を紹介します。有料テンプレートは費用がかかりますが、カスタマイズの豊富さや便利な機能が特徴です。
1.リキッドLP(LIQUID LP)
出典:リキッドLP
リキッドLPは、リキッドデザイン株式会社が運営するWordPressテーマです。3種類のサンプルページを編集して、オリジナルのランディングページが作成できます。
- カスタマイズ:WordPressの管理画面で、リアルタイムにカスタマイズ可能
- レスポンシブ対応:すべてのサンプルページがレスポンシブ対応。スマホユーザーが、PC表示に切り替えることも可能
- 価格:9,900円(税別)
2.ストーク(Stork)
出典:ストーク(Stork)
ストークは、有名ブログマーケッターのJUNICHI氏監修の、ブログマーケティングに特化したWordPressテーマです。1カラムページに簡単に変更でき、スマートフォンでの使いやすさ、見やすさを追求したランディングページが作れるでしょう。1つのテンプレートは1つのホームページでしか使えないので、複数のランディングページを作成したい場合には注意が必要です。
- カスタマイズ:吹き出しやボックス、関連リンクなどの機能がショートコードひとつで呼び出し可能
- レスポンシブ対応:すべてのテンプレートがレスポンシブ対応。
- 価格:11,000円(税込)
3.ウップス(Oops!)
出典:ウップス(Oops!)
ウップスは、株式会社デザインプラスが運営しているWordPress用テーマです。ランダム表示でABテストが可能なCTA機能を標準搭載。クリック率やクリック数、インプレッションなどの数値は、テーマオプションから確認できます。
- カスタマイズ:ホームページのメインカラー・サブカラーを変更可能。管理画面から、アニメーションタイプ、フォントの大きさ、文字の影などの設定変更も可能。
- レスポンシブ対応:対応・非対応が選択可能。
- 価格:19,800円(税込)
WordPress用無料テンプレート2選
続いて、WordPress用無料テンプレートのおすすめを、日本製・海外製それぞれ1つずつご紹介します。無料のテンプレートは、有料のテンプレートに比べて利用できる機能が限られていますが、カスタマイズ次第でオリジナリティがあふれるランディングページが作成できます。
1.セオリーエクステンション(Xeory Extension)
出典:セオリーエクステンション(Xeory Extension)
セオリーエクステンションは、バズ部が提供する無料のWordPressテーマ。コンテンツマーケティングに最適な仕様です。CTAの設置が可能で、ページごとに設置の有無やCTAパターンの変更ができます。記事ごとに、カラムデザインの変更も可能です。
- カスタマイズ:5種類のカラーバリエーション。トップページは1カラム固定、固定ページ・投稿ページはカラムの変更が可能
- レスポンシブ対応:すべてのテンプレートがレスポンシブ対応
2.ミニマーブル(MINIMABLE)
ミニマーブルは、海外製のWordPressランディングページ用テーマです。エフェクトや動画背景など、ユーザーをひきつけるおしゃれな動きが用意されています。英語サイトですが、日本語化ファイル内蔵で、安心して利用できるでしょう。
- カスタマイズ:メインカラーの変更、ファビコン・メニュー・フッターのカスタマイズが可能
- レスポンシブ対応:レスポンシブデザインが標準搭載
ランディングページ作成にはテンプレートを有効活用しよう
ホームページの成果を示すCV率をあげるには、ユーザーを引き付けるランディングページの作成が重要です。一見難しそうに思えますが、既存のテンプレートを使用すれば、初心者でも簡単に思い通りのランディングページを作れます。用途に合ったランディングページ用テンプレートを利用して、効率よく顧客獲得を目指しましょう。