「ジンドゥーの活用事例」では、実際にジンドゥー(Jimdo)を使っているユーザーさまにインタビューを行い、ジンドゥーを使って改善できた課題や、集客・売上増加のためにどのような工夫をしているのかについてお伝えいたします。
第七回目は、株式会社マッドハウスを経て、数多くのアニメ作品に関わるフリーランスのアニメーターである横山さまにお話を伺いました。
ご利用サービス | ジンドゥー クリエイター |
ご利用レイアウト | Melbourne |
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多くの有名作品に関わるプロのアニメーター
Q. 事業内容について教えてください。
日本アニメの制作会社の株式会社マッドハウスを経て、2012年ごろから独立をして、フリーランスのアニメーターをしています。イラストやキャラクターデザインをしており、「劇場版BAYONETTA Bloody Fate」や「映画 薄墨桜-GARO-」、「X-MEN」「宇宙戦艦ティラミス」などに携わりました。
Q. ホームページを作成したきっかけはありますか?
フリーランスとして独立してから、自分で仕事を取っていくことが必要になったため、2013年にホームページを立ち上げました。
SNSなどのような媒体に属さず、誰でも閲覧ができるのはホームページの大きなメリットだと思います。SNSだとアカウント登録していないと内容が見れないこともあるので、機会損失になりかねません。独立した場所で、自分自身をアプローチする場所を持っていくことはフリーランスとして活動する上で必要不可欠でした。
直感的な操作が決め手
Q. ジンドゥーを使った決め手は何ですか?
同じようなサービスをいくつか使ってみて比較したところ、複雑すぎず直感的な操作が出来たことが決め手となりました。
正直なところ、ジンドゥーよりも自由度が高く、使える機能が多いサービスは他にもありました。細かい設定等ができ、こんなこともできるんだ!と感動したのを覚えています。
しかし、私がホームページを作る上で大切にしているのは「見る人が分かりやすいサイトを作ること」であり、デザイン性が飛び抜けているサイトより、自分の世界感を出しつつも、みてくれる方にとってストレスなく情報をキャッチしてもらえるかということの方が重要でした。
そのため、簡単にレスポンシブデザインのサイトが作れたり、デザインの修正等が簡単で、尚且つ簡単に使いこなせたジンドゥーで作成しました。
とはいうものの、昔だと「もっとこうだったら良いのになあ」と要望する点があったのですが、最近では使えるプラグインが増えたりと、年々使いやすくなっているので助かっています!
また、ブログとホームページが一体型で使えるのも決めたポイントのひとつでした。外部のブログサービスだと、広告がついてしまうのがネックだったので、ジンドゥーのブログだと自分の情報のみに絞って発信できるのが嬉しいですね。
案件獲得のためのポートフォリオとして
Q. ホームページではどのような情報を発信していますか?
ファンの方に作品集等をみて楽しんでもらいたいのと、クライアントさまが社内で提案する際(プレゼンや企画書等)で使いやすいように、過去の実績や作品集などを掲載したポートフォリオ的な要素も取り入れています。
知りたいこと情報がいろんな箇所に散乱しているのではなく、知りたい情報が一箇所にまとまっていることは、ビジネスで利用していく上で重要視するべき点だと思っています。
訪問者目線で見やすいサイトを心がけて
Q. ホームページを作成する上でこだわっているポイントはありますか?
ホームページの訪問者目線で、見やすいデザインや構成かどうかを一番に考えているのと、私の場合作品が主役なので、作品をいかに魅力的にみせれるかを意識して作成しています。
定期的に知人にサイトをみてもらい、文字の大きさは適切か、画像のサイズやスマートフォンで見たときも見やすいかなどを確認してもらい、随時修正やデザインや魅せ方を変えたりしています。
他の方のサイトをみてみると勉強になるので面白いですよ。Jimdo Best Pagesの受賞作品をみると、最近のトレンドやデザイン・構成のインスピレーションになるので、参考にしています!
また一つのページに情報を詰め込みすぎないのことも「分かりやすいサイト」を作る上で大切なポイントだと思っています。パソコンだと、大きな画面で一気に情報を見ることができますが、スマートフォンだと情報を縦スクロールすべて縦並びになるため、一つのページごとで伝えたいことが多すぎると、情報を探すまで時間がかかってしまいます。
そのため、一つのページには一つの情報のみ載せることや、スマートフォンで閲覧時も考慮してページ内リンクを設定するなどの工夫もしています。
独自ドメインとアクセス解析で情報を効果的に発信
Q. ジンドゥーの有料プランを選んだ理由はありますか?
独自ドメインで運用できる点と、アクセス解析が利用できるからです。
アニメーターとして自分の名前を知ってもらうことが重要でしたので「yokoyama-ai.com」のドメインで運用できるのは大きいですね。
有料プランで利用できるアクセス解析を使って、よく見られているページや、どのような情報が好まれるのかを分析して、サイト上のコンテンツ作成や修正に役立てています。
具体例でいうと、サイトのトップページが一番よく見られているページであるため、トップページには、プロフィールや過去の作品の中からピックアップした作品などの重要な情報を掲載しています。
Weibo(ウェイボー)を使って海を越えたファンとの交流を
Q. ホームページだけでなく、SNSも更新しているようですが、どのように運用をしていますか?
SNSは手軽に始められるメリットがあり、それぞれの特性や見てくれる方も異なるため、SNSによって発信内容を変えて運用しています。
Twitterは、ホームページ立ち上げとほとんど同じタイミングではじめました。
利用ユーザーも多く、日々たくさんの情報が発信されており、「偶然ツイート(投稿)を知る」という機会ができる面白いプラットフォームです。街中でチラシを受け取るような感覚ですね。その代わり、文字制限がある点や情報が流動的なので、できるだけ多く情報を発信するよう意識しています。
また、中国版のTwitterとも呼ばれるWeibo(ウェイボー)も活用しています。中国ではインターネットの規制が厳しく、TwitterやInstagramをはじめとしたSNSを利用するのが難しいのは有名ですが、日本のアニメが好きな中国のファンの方に向けても情報発信するという目的ではじめました。
中国のファンの方から喜びのお言葉をいただくこともありましたよ。
私はホームページとSNSを平行活用しておりますが、SNSをきっかけとして、ホームページ上からお仕事の依頼をいただくことも多いです。フリーランスの方には特に、ホームページ作成をおすすめしたいですね。お仕事を受注するためにも、自分自身や作品をアプローチ出来る場所となりますので。
【SNS企画】ハロウィンに合わせてホームページの背景が変わる!
Q. SNSと掛け合わせた企画などをされたことはありますか?
シーズンに合わせて壁紙(背景画像)を変更する企画をしたことがあります。ハロウィンにホームページの壁紙を変更することをTwitter上で告知したところ、10/31のアクセスがグッと伸びたことがありました。ハロウィン当日に壁紙のキャラクターがハロウィンの仮装をするという仕掛けだったのですが、ファンの方からは好評でしたね!
アニメーション作品をホームページでも
Q. 今後挑戦してみたいことはありますか?
私のメインの仕事であるアニメーションをホームページ上で表現してみたいです。動くコンテンツの面白みも見いだせといいなと思います。
私にとってホームページは、単なるビジネスツールではなく、自分を表現できる場として、楽しみながらサイト改修や壁紙(背景画像)などのサイト上のコンテンツ作成をしているので、今後も楽しみながらホームページをアップデートしていきたいです。
※ 本記事は2020年3月に開催したアンケートキャンペーンの一環でご協力いただいたインタビュー内容を元に作成しております。