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会社・企業ホームページ作成を依頼した場合の制作費用相場と運用コストまとめ

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この記事で解決する悩み
  1. 自社の企業ホームページを作りたいが、何から手をつけたらいいのかわからず途方にくれている。
  2. 毎日忙しいので、ホームページ作りにばかり専念するわけにもいかない。
  3. かといって外注するのはコストがかかる。

この記事はそんな悩みに答えるべく、企業ホームページを作成するために知っておきたい知識をまとめました。5分ほどで読めます。

 

ぜひご一読ください。

ホームページ制作会社に依頼した場合の費用相場

ホームページ制作会社に依頼した場合の費用相場

ホームページの制作会社に依頼した場合、どのくらいの費用がかかるでしょうか。

企業の名刺となるような情報をメインにしたコーポレートサイトを制作依頼すると場合の相場は、10万円〜100万円前後です。

なぜこんなに費用の幅が広いのでしょうか。

 

ホームページ制作にかかる価格には、以下の要素が複雑に絡むからです。

  • ホームページのページ数
  • 原稿作成代行の有無
  • ホームページのデザイン(テンプレートもしくはオリジナル)
  • 掲載する画像(発注者が用意、もしくは制作会社が作成)
  • ホームページの更新・修正の有無

目的別に選ぶ会社のホームページ制作

どの程度の作業を依頼できるのか、ホームページ制作会社のメニュー内容を価格帯別に分類したのが以下の表です。

価格帯 ページ数 原稿 デザイン 画像 制作期間 利用目的
〜10万円 1ページ程度 発注者が作成 テンプレート 発注者が用意 1週間〜1ヶ月程度 取り急ぎの企業紹介
10〜50万円 数ページ程度 制作会社が用意するケースもある テンプレートのケースもある 制作会社が用意するケースもある 2週間〜2ヶ月程度 名刺程度
50〜100万円 数ページ〜数十ページ程度 制作会社が作成 オリジナルを作成 制作会社が用意する 1〜2ヶ月程度 企業パンフレット程度
100〜300万円 数十〜数百ページ程度 制作会社が作成 オリジナルを作成 制作会社が用意する 2〜4ヶ月程度 ウェブ集客を目的にする

会社案内や名刺代わりのホームページ

企業ホームページに求める要素が名刺程度であれば、10万円前後と比較的安価に制作を依頼することができます。

 

しかしこの場合、発注者が自分で対応しなければならないことが多くなります。制作を委託しているのにもかかわらず、発注者の負担もあります。

会社案内や名刺代わりのホームページ

集客に注力したサイトの制作を依頼すると、100万円を超える費用がかかります。ホームページに集客力をつけるために、検索エンジン最適化、いわゆるSEO対策や掲載内容の企画を綿密に行う必要が出てくるからです。

 

ただし費用をかけたからといって、必ず集客に成功する保証はありません。閲覧者数やよく観られているページの推移を観察、分析しながら、適宜ホームページの修正や更新を続ける必要があります。

初めてホームページを作る場合のおすすめ

インターネットに詳しくない。予算も限られている。

こういった場合は、ホームページ作成の業者に依頼するよりまず、ホームページ作成サービスを使って自分で作成するとよいでしょう。

 

パソコンは業務に使う程度の知識しかない。ホームページなど作ったこともないのに、ホームページ作成ツールを使いこなせるだろうかと不安に思われるかもしれません。

 

でもご安心ください。

 

ホームページ作成ツールは、初めてホームページを作成する人でも簡単に扱えるように構成されています。作成手順を追うだけで、さほどの難しい操作もなくホームページが完成します。

 

多額の費用をかけて制作依頼できない場合、制作会社に依頼しているにもかかわらず大いに手間がかかることは先述の通りです。記事や画像といったホームページの中身、いわゆるコンテンツを自社で作成する必要があるからです。これはかなりのデメリットです。

 

自分でコンテンツを作成するのであれば、もうひと手間かけて、ホームページ作成ツールを使ってホームページ自体を構築しましょう。ホームページを自社で作成できれば、経費削減できるだけではありません。知識や作成経験が会社の資産になります。

 

全くホームページ制作の知識がないまま制作会社に依頼することは危険です。制作会社の提案に従うしかありません。また、ホームページの作成価格は製作者側の言い値な部分があるのが実情です。知識がなければ足元を見られ、法外な価格を支払うリスクも拭えません。制作会社と対等の立場でやりとりするためにも、知識を持っていることは重要です。

 

あらかじめ知識を持っていれば、今後ホームページの規模を拡大するために制作会社へ制作依頼するときにも、制作会社と共に知識を出し合いながらより良いホームページに仕上がるでしょう。

運用コストや維持費はどのくらい?

ホームページを制作会社に依頼した場合にかかる費用は、製作費のみではありません。

 

以下に、必ずかかる費用を挙げていきます。

  • レンタルサーバー代(数千円〜数万円)
  • ドメイン費用(数百円〜数千円)
  • データ通信を暗号化して盗聴や改ざんから保護するSSL(サーバー代に含まれる場合もある)
  • ホームページ記事内容を更新するための追加費用(制作会社規定による)
  • 障害が発生しないように監視し、万一の際は緊急対応するための保守費用(制作会社規定による)

この他に、ワードプレスなどを使っている場合はバージョンアップに合わせたメンテナンス。集客の分析を依頼する場合はレポート代。YahooやGoogle広告など広告運用なども別途かかります。

 

制作会社に依頼した際にかかる運用コストのおよその相場をまとめたものが以下です。

なお最も安価なケースでは、制作会社ではなく発注者本人が対応することを想定して算出しています。

ホームページ制作費用価格帯 利用目的 対応内容 運用コスト相場
〜10万円 取り急ぎの企業紹介 サーバードメインSSL(自社対応) 5,000円程度
10〜50万円 名刺程度

サーバー

ドメイン

SSL

コンテンツ更新

障害対応

(一部自社対応の場合がある)

5,000〜2万円程度
50〜100万円 企業パンフレット程度

サーバー

ドメイン

SSL

コンテンツ更新

障害対応

CMSメンテナンス

レポート作成(一部自社対応の場合がある)

2〜5万円程度
100〜300万円 ウェブ集客を目的にする

サーバー

ドメイン

SSL

コンテンツ更新

障害対応

CMSメンテナンス

レポート作成

5万円程度

このようにホームページ作成を外注した場合、維持費が継続的にかかることを念頭に置いて依頼するかを検討する必要があります。

自分でホームページ作成は出来ないのか?

自分でホームページを作成

ホームページ作成ツールといえば、よく目にするのがWordPress(ワードプレス)ではないでしょうか。

 

ワードプレスは無料から有料まで、豊富に用意されたデザインのテンプレートが魅力です。公式のテンプレートだけでも3000以上あると言われます。さらに、プラグインと呼ばれる追加機能を加えれば、ホームページに多彩な機能を搭載することも可能です。幅広い業種で活用されています。

 

しかし、ある程度ホームページ作成の知識がないと難しいこともあります。操作を学んで作成したもののエラーを起こし、再び学んで作成するの繰り返しです。メンテナンスにも時間がかかります。ホームページ作成に時間を取られすぎて、本務に支障をきたすようなことになれば目も当てられません。ワードプレスを利用する場合は、事前にドメイン取得とサーバーの契約が必要ですから、ワードプレス自体は無料でも別途維持費がかかります。

 

また担当者が異動や退職によって変わる場合、新しい担当者を再度教育し直すリスクも発生します。

自分で簡単に作れるホームページ作成サービスがおすすめ

では、どうやって自社でホームページを作成したら良いのでしょうか。ここでおすすめなのが、ホームページ作成サービスを活用することです。

 

ホームページ作成サービスは、専門的な知識がなくて簡単にホームページを作成、更新できるようにプログラムされています。サーバー代も含まれているので、低コストにホームページを作成できる点も魅力です。

ジンドゥー

ジンドゥー(Jimdo)

直感的にホームページを作成できるツール。それがJimdo(ジンドゥー)です。専門的な知識は不要。簡単に低コストでホームページを作成、更新できます。

 

大規模なウェブサイトや複雑な処理はできませんが、ホームページでよく使う機能は全て無料で使えます。無料プランの標準機能だけでも一般的なホームページを制作できます。企業ホームページとして内容を充実させていく場合は、月額制の有料プランを検討するのがおすすめです。

 

現在は「ジンドゥー AI ビルダー」という、AIを使ってホームページを作成する最先端ツールも用意されており、より簡単にホームページを制作できる仕組みが整っています。

Wix

ウィックス(Wix)

世界190か国で1億6,000万人以上に使われている有名なホームページ作成サービス。それがWix(ウィックス)です。世界的に有名で、広く活用されていますが、困った時の電話サポートが日本語に対応していないのが難点。

 

しかし、テンプレートや機能が多く、テンプレートは600種以上用意されています。

操作はジンドゥーより難しい印象はあるものの、テンプレートと機能の豊富さでオリジナリティの高いホームページの作成が可能です。

 

ウィックスも、AIを活用した「WixADI」というツールを発表しています。

ホームページの必要性は?作らなくても良い?

ホームページの必要性

やはりホームページ制作は大変そうだ。ホームページは本当に必要なのだろうか、と思われたのではないでしょうか。

 

確かに簡単操作のホームページ作成ツールを導入しても、今の業務にプラスアルファで作業時間が必要なことに変わりはありません。

 

しかしインターネットは、登場した1980年代から現在まで加速度的に普及しており、今やビジネスでも欠かせないものです。調べものをする際にどのような手段を利用するか、に関する総務省の調べによれば、年代および調べ物の場面を問わず、全体の約7割がインターネットの検索サイトを利用していることが分かりました。

 

インターネット上で存在をアピールする自社ホームページを持つことは、現代において必須事項といえます。


参考:総務省(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/html/nc122310.html

企業におけるホームページの開設状況を、総務省発表による通信利用同行調査の令和元年報告書(企業編)をもとに作成した表でみていきます。

ホームページの普及率

ホームページの普及率(大企業と中小企業)

中小企業:総務表データのうち、従業員規模100〜299人の企業の数値

大企業:総務表データのうち、従業員規模300人以上の企業の平均値を算出して表記

(参考:総務省:令和元年通信利用動向調査報告書(企業編)4ページ)

 

これによれば、中小企業の約80%、大企業の90%が自社ホームページを解説していることになります。

 

ただし、この調査は100人以下の事業所が含まれないデータのため正確さに欠けます。そのため少し古いデータですが、2013年に中小企業庁が発表した中小企業白書から自社ホームページの開設状況を参照した表を以下に示します。2007年と2012年の結果を比較したものです。

企業規模別ホームページ導入状況

この表から小規模事業所の自社ホームページ導入は中規模および大規模企業と比べると、かなり少ないことが分かります。

 

裏を返せば特に小規模事業所には、競合他社に差をつけるチャンスがあると言えるでしょう。

求人情報を掲載した場合にも役立つ

自社ホームページは、優秀な人材を求める求人募集にも活用できます。

 

先の経済産業省の調査によって、全体の7割の人がインターネットを使って情報収集することが分かりました。つまり、求職する際にもインターネットは活用されていることを意味します。応募先企業の業務内容や社風が事前に開示されていれば、人事採用におけるミスマッチを防ぐために有効です。

 

ホームページから頻繁に問い合わせがある業種でない場合も、求人広告の際に自社ホームぺ時のアドレスを掲載すれば、企業イメージのアップにつながります。

まとめ

まとめ

自社ホームページを作成しインターネット上でアピールすることは、企業規模を問わず現代社会において必須事項です。

 

ホームページの運営を始めたばかりの頃は、自社らしさをアピールする方法を模索しながらになるでしょう。最初から大きな予算を投じても、リスクが大きくなる恐れがあります。まずは手の届く範囲から、小さくホームページの運営を始めてみるのはいかがでしょうか。小さく始めれば、リスクも少さく済みます。

 

堅実なホームページ運営のツールとして、ホームページ作成ツールという選択肢もぜひご検討ください。