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無料、有料ともに無数のホームページ作成サービスがあり、多彩なサービス内容が展開されていることは知っている。
でも一番知りたいのは「自社の場合はどのホームページ作成サービスを選べばいいのか」という悩みに対する明確な答えではないでしょうか。
そこで今回は、無料版・有料版のホームページ作成サービスの違いを、わかりやすく比較するだけでなく、「結局どれを選べばよいのか」という疑問にもお答えします。ぜひ最後までお付き合いください。
何がどう違う?無料と有料のホームページ作成サービス
ホームページ作成サービスには、大きく分けると無料と有料の二種があります。大きな違いは無料版は体験版の要素が強く、有料版はビジネス利用にも十分耐え得る機能を兼ね備えていることです。
ここでは、ホームページ作成における2大サービスである「ジンドゥー」と「Wix」を例に挙げて詳しくみていきます。
無料版のメリット・デメリット
ジンドゥーの無料版には、ジンドゥークリエイターとジンドゥー AI ビルダーの2つのコースがあります。
今回の比較に当たり採用したのは、最も手軽にホームページ作成できるジンドゥー AI ビルダーです。
ジンドゥー無料版
ジンドゥー無料版 | |
ジンドゥー無料版でできること | |
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メリット | デメリット |
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ジンドゥーを利用すれば、HTMLやCSSといったウェブサイトを作成するために必要な言語の知識が不要です。ホームページ作成の垣根がぐんと下がります。またパソコンからだけでなくスマートフォンからも編集可能。操作も文字入力ができれば十分です。
最近では、スマートフォンからウェブサイトを閲覧することが主流となっています。ホームページもパソコン仕様のデザインだけでなく、画面の小さいスマートフォンからも見やすいデザインであることが、当たり前のように求められています。ジンドゥーでは、パソコン用のサイトを作成しただけで自動的にスマートフォン仕様の画面も作成できます。これはジンドゥーの大きな強みと言えるでしょう。
その反面、無料ホームページ作成ツールでは独自ドメインが使えません。また広告が掲載されるため本格的なビジネス使用には向かない一面があります。使い心地やデザインの内容を確かめる体験版としての位置付けであれば、十分に対応可能です。
Wix無料版 | |
Wix無料版でできること | |
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メリット | デメリット |
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Wixもジンドゥー同様、HTMLやCSSの知識は不要です。ウェブサイト作成に関する特別な知識がなくても、簡単にホームページを作成することができます。
またWixはテンプレートや画像といったデザイン要素に長けており、デザインや画像が豊富に用意されています。画像を動画のように見せるアニメーション効果の設定ができる特色があります。驚くべきは、専門的技術を伴うデザイン作成作業をマウス操作のみで簡単にできることです。
しかし、一度選択したテンプレートを変更できない不便さは残ります。ジンドゥーもそうであったように、独自ドメインが使えないことや広告が掲載されますから、あくまで本格的にビジネス利用するための体験版といった立ち位置にとどまります。
有料版のメリット・デメリット
ジンドゥーの有料プランは4種類ありますが、今回は最もビジネス利用に特化したBusinessプランの事例でメリットとデメリットを紹介します。
ジンドゥー有料版 | |
ジンドゥー有料版でできること | |
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メリット | デメリット |
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ジンドゥーのビジネスプランは、企業ホームページ運営に必要十分な機能を兼ね備えています。独自ドメインの利用ができると同時に広告も表示されませんから、企業の信頼性が上がります。
ジンドゥーのビジネスプランで特筆すべきは、サーバー容量とともに帯域幅も無制限な点です。帯域幅は通信速度とほぼ同様の意味で使われます。帯域幅が広ければ、通信速度も早くなる、という関係性です。帯域幅が広ければ、複数のユーザーがホームページにアクセスしても常に快適にホームページを閲覧できます。
商品を紹介したり、インターネットショップとしてホームページを利用する際は特に、たくさんの画像を掲載するためサイトが重くなりがちです。スムーズに閲覧できないホームページでは、ユーザーの離脱を招きます。
その点サーバー容量、帯域幅ともに無制限で利用できるジンドゥーのビジネスプランなら、常に快適な閲覧環境をユーザーに提供できるため、利便性が高いホームページとして支持を得やすくなるでしょう。
Wixには7種類の有料プランがあります。ビジネスプランという名称のプランもありますがインターネットショップ向けなため、今回はビジネス全般に利用できる中で最もリーズナブルな月額価格設定のアドバンスプランを取り上げて紹介します。
Wix有料版 | |
Wix有料版でできること | |
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メリット | デメリット |
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ホームページ作成サービスの機能性やデザインは、WordPressに代表されるCMSを使ったホームページと比較すると自由度が低い傾向にあります。これは、ホームページ作成サービスが誰でも簡単にウェブサイトを作成、運営できることを最重要視しているためです。
しかし企業ホームページにとって重要なのは、ユーザーにとっての見やすさや便利さです。ホームページ作成サービスのテンプレートや機能にはビジネスに欠かせない要素がふんだんに組み込まれています。ホームページの運営に慣れる段階では、ホームページ作成サービスの機能で十分でしょう。
有料・無料どっちが良い?後悔しない選び方
自社の場合はホームページサービス有料版と無料版のどちらを選べば良いのか、と頭を抱えていませんか。
ここでは無料版と有料版それぞれが、どのようなニーズを持った企業に向いているのかを具体的に紹介します。
無料版=ホームページ作成サービスを初めて試してみたい人向き
無料版のホームページ作成サービスは、初めて自分でホームページを作る企業に向いています。いくらサービスを見比べても、実際に使用してみないとわからないことばかりです。本格的に使用する前に、ホームページ作成サービスとはどういったものなのか、自社のニーズを満たせるサービスか、を試すのに最適です。
ジンドゥーやWixに代表されるホームページ作成ツールは、無料版でも十分に機能性が高いのが特徴です。無料版のまま本格的にビジネスで使用すればコストも削減できるのではないか、と思われるかもしれません。確かに不可能ではないでしょう。それでも、無料版はお試しにとどめるのをおすすめする理由をみていきます。
無料版で困ることは?
無料版のホームページ作成ツールで困ることは以下4点です。
- 容量が小さい
- 通信速度が遅い
- 独自ドメインが使えない
- 広告が出る
無料版の最大の弱点はサーバーの容量に制限があり、帯域幅も狭いため通信速度が遅くなりがちなことです。スピードが求められる現代社会において、ウェブサイトがサクサク動くのは当然のこと。モッサリした動作速度の遅いサイトは敬遠されます。この点は無料版ホームページ作成ツールの弱点です。
また企業ホームページであるにもかかわらず他社の広告が掲載されれば、企業に対する信頼度の低下は免れません。競合他社や公序良俗に反する広告が表示される事態になれば、企業イメージは甚大な損失を被ります。
無料版では独自ドメインを利用できないことにも2つのデメリットがあります。
1つ目のデメリットは、無料版ではホームページ作成ツールの企業が持つドメインを使用することになります。企業イメージにマイナスにはならなくとも、プラスにもなりません。
2つ目のデメリットは、独自ドメインがないとサイトの移行ができないことです。
せっかく作ったホームページの規模を拡大する際に、記事一つ一つをコピー&ペーストして手動で移行するという膨大な手間がかかります。
独自ドメインを設定すれば、世界に一つだけのサイトができます。
ビジネスでホームページ運用するのであれば、最初から独自ドメインが利用できるプランをお勧めします。
有料版=ビジネスや本腰入れてやりたい人向き
有料版のホームページ作成ツールは、ビジネスや本格的にホームページを作りたいニーズに対応します。有料版にはどのような機能があるのか、また月々の維持費をみていきます。
有料版で出来ることは?
有料版のホームページ作成ツールでできることをピックアップしたのが以下です。
- 独自ドメインが使用できる
- 広告が掲載されない
- サーバーの容量が大きくなる
- 帯域幅が広がる
- SEO対策できる
独自ドメインでホームページを作れば、社会的信用度が上がると同時に検索エンジンの評価を適切に受けやすくなります。またホームページ移行のハードルも下がりますから、将来的にホームページを大きく育てる展望がある場合は独自ドメインを取得しておくと安心です。
他社の広告が掲載されないため、企業イメージもクリーンなまま保つことができるのも、特にビジネス利用では外せないポイントです。
有料版ならサーバー容量が大きくなり通信速度も早くなります。視覚でもアピールするために画像を多く掲載しても、ユーザーはストレスなく閲覧することができるので、サイトへの滞在時間が長くなることも期待できるでしょう。
こうした理由から、ビジネスに利用するのであれば有料版の導入が望ましいと言えます。
維持費はどのくらいから?
自社ホームページを有料版ホームページ作成サイトで作る場合にかかる維持費の目安をまとめたものが以下です。
なお、ここでは月額料金で表記しましたが、実際は1年単位の支払いです。
ジンドゥー(ジンドゥークリエイター) | |||
プラン名 | FREE | PRO | BUSINESS |
料金(月額) | 無料 | 965円 | 2,460円 |
データ容量 | 500MB | 5GB | 無制限 |
帯域幅 | 2GB | 5GB | 無制限 |
独自ドメイン | × | ○ | ○ |
広告削除 |
× | ○ | ○ |
Wix(プレミアムプラン) | |||
プラン名 | フリー | アドバンス | VIP |
料金(月額) | 無料 | 1,500円 | 2,659円 |
データ容量 | 500MB | 10GB | 35GB |
帯域幅 | 1GB | 無制限 | 無制限 |
独自ドメイン | × | ○ | ○ |
広告削除 |
× | ○ | ○ |
およそ月額3,000円で、ビジネス利用可能な有料版のホームページ作成ツールを使用できます。
※上記データは2021年5月現在の価格です。
自分で作成vsホームページ作成サービスを比較
自分で一からホームページを作成すれば完全無料で自社ホームページを運営できます。しかし初心者にはあまりにハードルが高く、決しておすすめできるものではありません。なぜでしょうか。
ホームページ作成サービスを使用しない場合のメリット、デメリットをみてみましょう。
自分で作成するメリット・デメリット
ホームページ作成サービスを使用しないでホームページを自作する場合は、この二つの方法が考えられます。
- HTMLとCSSを駆使する
- WordPressのようなCMSを利用する
HTMLとCSSこれから習得する場合は、学習しながらホームページを作成するため、膨大な時間がかかることが予想されます。
WordPressはホームページ作成ツールより難易度は高いものの、比較的容易な操作でホームページを作成できるツールです。しかしHTMLとCSSやプログラミング言語の知識がないとできない操作もあります。知識がなくてもできる範囲の作業では、素人が作成したとわかる質素な外観のホームページになりがちです。
ではそれ以外の両者に共通するメリット、デメリットをみていきましょう。
メリット | デメリット |
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自分でデザインから全てを構築していくことができるので自由度が高い反面、専門的な知識が求められます。また万が一のトラブルに見舞われた際にサポートを受けることもできないので、全て自分で解決しなくてはなりません。
本務の片手間でできる作業量では到底なく、自社ホームページの作成が重荷になってのしかかるという最悪な結果を招く恐れがあります。
ホームページ作成サービスのメリット・デメリット
ホームページ作成サービスを利用するメリットとデメリットを以下にまとめました。
メリット | デメリット |
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一からホームページのデザインを考える作業は、膨大な時間と労力を要します。ホームページ作成サイトを利用すれば、あらかじめ用意されたテンプレートで短時間で自社ホームページを作成することが可能です。
また、わからないことやトラブルが発生した際にサポートが受けられるのも、初めてホームページを作成する際は大きなメリットと言えるでしょう。
ホームページは作って終わりではなく、作り終えてからが始まりです。少しでも早くホームページを作り終え、ホームページの運営や更新作業に注力したいものです。
まとめ
短時間で効率的に本格的なサイト作成ができるホームページ作成サービスは、大変便利でお得なサービスです。
自社ホームページはもちろん必要ですが、作成の手間で本務に支障を来しては本末転倒。多くの時間やコストをかけるわけにもいきません。そうであれば、まずは無料版で操作性を試せるジンドゥーのようなホームページ作成サービスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。