ホームページを作成したいものの、「何から始めたら良いのかわからない」「どのような作成方法があるのかわからない」とお困りではありませんか?
ホームページを自分で1から作成するとなると身構えてしまいますが、実は作成すること自体はそこまで難しいものではありません。
「準備」や「運用」など、しっかりと段階を分けて必要なものや作業を押さえれば、大きく悩むことなく目的に合ったホームページを作成できます。
そこで今回は【準備編】として、初めて自分でホームページを作る際に用意する必要があるものや作業について解説します。
この記事を読むことで、
- ホームページの作り方や必要なものが分からない
- サーバーやドメインについてイマイチわからない
- 依頼せずに自分でホームページを作る際の手段が知りたい
などの疑問が解決できるため、ぜひ最後までご覧ください。
<目次リストを追加する領域>
ホームページ作成に必要な準備はたったの3つ!
ホームページ作成に必要な準備は、以下の3つです。
- ホームページデータの作成
- サーバーへ「1」のデータをアップロード
- ドメインの取得
「ホームページのデータ」「サーバー」「ドメイン」という3つのキーワードが出てきましたが、それぞれわかりやすく説明していくため安心してください。
順番に1つずつ見ていきましょう
【準備1】まずはホームページのデータが必要
ホームページを作成する際、まず用意しなければならないものはホームページ自体を構成するデータです。
ホームページのデータについて理解するために、
- ホームページのデータとは何か
- どのように作成するか
を確認しておきましょう。
ホームページのデータとは?
ホームページ作成に必要なデータとは、簡単にいうと「どんなホームページにするか」の情報を持ったデータのことです。
具体的には、主に以下の3つを指定するためのデータを指します。
- どのような内容にするか
- どのような見た目にするか
- どのような機能を持たせるか
例えばネットショップを作りたい場合は、
- 商品の写真や説明があり(内容)
- ブランドロゴや商品カテゴリーが表示されていて(見た目)
- 商品の購入やレビューの書き込みができる(機能)
といったホームページとなるためのデータを作成する必要があります。
ホームページのデータを作成する方法は?
ホームページの見た目や機能に関するデータを作成するためには、本来プログラミングの知識などが必要です。
ただし、近年では直感的な操作で希望のホームページが作成できるツールやサービスが多数登場しているため安心してください。
「おすすめホームページ作成サービス15選!用途別TOP3がわかる」では全くの未経験でも作れる「ホームページ作成サービス」をまとめていますので参照ください。
オリジナリティのある見た目や機能を持たせたい場合はある程度の知識が必要となりますが、企業ページやネットショップなど一見難しそうなホームページでもそうしたツールやサービスを使うと初心者でも簡単に作成できます。
【準備1:ホームページのデータ】のポイント
ここまでの内容をまとめると、ポイントは以下の3つです。
- 「どんなホームページにするか」の情報を持ったデータのことである
- 具体的には、「内容・見た目・機能」の情報を持ったデータのことである
- ツールやサービスを使うことで、簡単に作成できる
今回は、ホームページを作成する上ではまず「内容・見た目・機能」の情報を持ったデータが必要であるということを押さえておきましょう。
【準備2】データをサーバーにアップロードする
ホームページのデータが準備できたら、次にそのデータをサーバーにアップロードする必要があります。
ホームページのデータについて理解するために、
- サーバーとは何か
- どのように入手するか
を確認しておきましょう。
サーバーとは?
サーバーとはホームページのデータをインターネット上に保存・公開するための場所のことです。
下の図のようにサーバーにデータを保存することで、はじめてユーザーがホームページを確認できるようになります。
このようにサーバーは、ホームページを作成する上で不可欠な存在といえます。
サーバーの入手方法は?
自分で作成するホームページのデータと異なり、サーバーは一般的にレンタルするものです。
レンタルサーバーには「有料レンタル」と「無料レンタル」の2種類があり、以下のような違いがあります。
有料レンタルサーバー | 無料レンタルサーバー | |
料金 | 数百円〜数千円程度(月額) | 無料 |
容量 | 無制限 | 100MB~3GB程度 |
転送量 | プランによる | 制限有 |
サイト表示速度 | 速い | 遅い |
商用利用 | 可能 | 不可 |
広告表示 | 無 | 有 |
安定感 | 安定 | 不安定 |
セキュリティ | 十分 | 必要最低限 |
独自ドメイン | 対応 | 非対応 |
上の表から、無料レンタルサーバーには多くの制限があることがお分かりいただけると思います。
とくに企業ホームページやネットショップを作成したい場合は、商用利用可否やセキュリティ、独自ドメインなどの制限から有料レンタルサーバーが必須といえるでしょう。
(「独自ドメイン」については、後ほど「【準備3】ドメインを取得する」で解説します。)
有料レンタルサーバーの場合も利用料金は月額数百円程度のため、はじめから有料でレンタルすることも1つの手段です。
【準備2:サーバーへのアップロード】のポイント
ここまでの内容をまとめると、ポイントは以下の3つです。
- サーバーとはインターネット上にデータを保存して公開するための場所である
- サーバーは一般的にレンタルするもので「有料レンタル」と「無料レンタル」がある
- 「無料レンタルサーバー」には多くの制限がある
今回は、ホームページを公開するためにはサーバーレンタルとデータのアップロードが不可欠ということを押さえておきましょう。
【準備3】ドメインを取得する
データをサーバーへアップロードしたら、次にドメインを取得して設定する必要があります。
ドメインとは簡単にいうと「jimdo.com」などURLの一部のことですが、ドメインを取得してURLを取得しなければインターネット上の多くのホームページから見つけてもらうことができません。
ドメインについて理解するために、
- ドメインとは何か
- どのような種類があるか
を確認しておきましょう。
ドメインとは?
ドメインとはよく「インターネット上の住所」に例えられるもので、「○○.com」や「○○.co.jp」などURL(ホームページアドレス)の一部のことです。
ドメインは個々のホームページを識別するために必要なものであり、また安全性や権威性を示す役割も持っています。
ドメインには以下のようにさまざまな種類があり、「どのようなホームページ(ウェブサイト)か」を示せるようになっています。
ドメインの例 | |
ドメイン | 特徴 |
.com | 企業、商用サービス向け |
.jp | 日本国内に居住する個人・団体 |
.co.jp | 日本国内で登記をおこなっている会社 |
.ac.jp | 日本国内の高等教育機関・学術研究機関 |
.go.jp | 日本政府・各省庁関係機関 |
「独自ドメイン」と「サブドメイン」とは?
先ほど見たようにドメインにはさまざまな種類がありましたが、大きく分けると「独自ドメイン」と「サブドメイン」の2つに分けられます。
それぞれ以下のような特徴があります。
-
独自ドメイン … 自由に設定できるドメイン
⇒簡潔で分かりやすいオリジナルURLを設定・利用できる。例えば「○○ショップ」のネットショップを作る場合、「○○.com」などのURLが作れる
-
サブドメイン … 独自ドメインを分割して割り当てられるドメイン
⇒大元のドメインには手を付けられないため、発信元が認知されにくい例えばジンドゥーのサブドメインで「○○ショップ」のネットショップを作る場合、「○○.jimdo.com」などドメインが固定される
独自ドメインは、ホームページの認知度や信頼性において大きな影響力をもっています。
なお独自ドメインを利用するためには取得料や更新料が必要ですが、一般的には年間数百円から数千円程度となっています。
独自ドメインについては、以下の記事で詳しくまとめています。独自ドメインの必要性や取得方法、おすすめのドメイン取得サイトについても解説しているため、ぜひあわせてご覧ください。
【準備3:ドメインの取得】のポイント
ここまでの内容をまとめると、ポイントは以下の3つです。
- ドメインとはURL(ホームページアドレス)の一部のことである
- ホームページを識別するために必要なものであり、安全性や権威性を示す役割も持っている
- 「独自ドメイン」と「サブドメイン」があり、独自ドメインは認知度や信頼性の獲得につながる
今回は、ドメインとはURLの一部であり、独自ドメインを利用することで認知度や信頼性を獲得につながるということを押さえておきましょう。
自分でホームページを作成する方法は3つ!
ホームページ作成に必要な3つの準備を確認したところで、自分でホームページを作成する際の具体的な方法を見ていきましょう。
制作会社に依頼せずに自分でホームページを作る方法としては、主に以下の3つがあります。
- CMSを利用する方法
- ホームページ作成サービスを利用する方法
- ホームページ作成ソフトを利用する方法
こちらについても順番にわかりやすく説明していくため、安心してください。(それぞれサービスごとに特徴が異なるため、一般的な特徴を記載しています。)
CMSを利用する方法
CMSとは「Contents Management System(コンテンツマネジメントシステム)」の略で、専門知識がなくても簡単にホームページの作成や管理が行えるシステムのことです。
Google ChromeなどのWebブラウザから、文字の入力や写真のアップロード、デザインの変更などが簡単におこなえます。
代表的なCMSとしては「ワードプレス(WordPress)」などがあげられ、以下のようなメリット・デメリットがあります。
CMSのメリット・デメリット | |
メリット | デメリット |
・専門知識が不要で簡単 ・基本無料で利用できる ・自由度が高い |
・セキュリティが脆弱な場合がある ・サポートが受けにくい ・使いこなすための勉強が必要 |
ホームページ作成サービスを利用する方法
ホームページ作成サービスもCMSと同じく知識がなくても簡単にホームページが作成できるサービスです。
ホームページの作成や編集もウェブ上でおこなえるほか、サービスやプランによってはサーバーや独自ドメインがセットで取得できるため、ホームページの一括管理が可能です。
3つの方法の中で最も「使いやすさ」と「コスト」のバランスが良いため、初めてホームページを作成する場合はホームページ作成サービスの利用がおすすめです。
代表的なホームページ作成サービスとしては「ジンドゥー(Jimdo)」や「Wix」があげられ、以下のようなメリット・デメリットがあります。
ホームページ作成サービスのメリット・デメリット | |
メリット | デメリット |
・CMSよりもさらに簡単 ・無料版もありコストが抑えられる ・有料版ではさまざまな機能が利用できる |
・無料版では広告が表示される ・独自デザインの作成は難しい ・サービス終了等によるデータ消失リスク |
ホームページ作成ソフトを利用する方法
ホームページ作成ソフトは、ホームページ作成のための専用ソフトです。
パソコンにソフトをダウンロードして、パソコン上でホームページの作成や編集をおこないます。
CMSやホームページ作成サービスと比べると正直操作は難しいですが、知識や技術を身に付けていくとオリジナリティがあってハイクオリティなページ作成が可能です。
代表的なホームページ作成ソフトとしては「ホームページ・ビルダー」などがあげられ、以下のようなメリット・デメリットがあります。
ホームページ作成サービスのメリット・デメリット | |
メリット | デメリット |
・1からオリジナルのページが作れる ・ハイクオリティのページが作れる・有料版ではさまざまな機能が利用できる |
・ある程度の初期コストがかかる ・CMSや作成サービスと比べると難しい ・別途サーバー契約が必要 |
まとめ
今回は、初めて自分でホームページを作る際に用意する必要があるものや作業について解説しました。
最後におさらいしておくと、今回の内容のポイントは以下の5つです。
- 「ホームページデータ」「サーバー」「ドメイン」が必要
- ホームページデータとは「内容・見た目・機能」の情報を持ったデータである
- ドメインとはURLの一部であり、独自ドメインは認知度や信頼性を獲得につながる
- サーバーとはネット上にデータを保存するための場所であり、レンタルが必要である
- 自分でホームページを作る場合、「CMS」「ホームページ作成サービス」「ホームページ作成ソフト」の3つの手段がある
一見難しいホームページ作成ですが、必要なステップとポイントを把握しておくことで特別な知識や技能がなくとも作成できます。
今回はホームページ作成についての入門的な解説をおこないましたが、ジンドゥーでは初心者から上級者まで役立つホームページ作成のノウハウを多数発信しています。
「ホームページを作成したい!」「ホームページをさらに成功させたい!」という方は、ぜひジンドゥーブログやジンドゥーハウツーをチェックしてみてください。