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ホームページを本格的に運用したい場合に必須の独自ドメインですが、取得や更新のための費用が必要です。
「独自ドメイン登録無料!」といった文言を見ることもあるかと思いますが、必要なコストについてしっかりと把握しておかないと「想定以上にコストがかかってしまった…」という事態になりかねません。
ドメインを後から変更することは難しいため、「独自ドメインに必要なコスト」や「更新しなかった場合のリスク」について事前にしっかりと理解しておきましょう。
そこで今回は独自ドメインについて、必要な費用や取得方法別の費用の違いをはじめ、「無料で取得する方法はあるか」「ドメインを更新しないとどうなるか」といったよくある疑問について解説&回答します。
この記事を読むことで
- 独自ドメインにはどんなコストがかかるの?
- 取得方法によって費用に違いはある?
- 独自ドメインを取得する方法はある?
といった疑問が解決できるため、ぜひ最後までご覧ください。
なお「独自ドメインって何?」「独自ドメインは必要?」という方は、先に以下の記事をご覧ください。
独自ドメインに必要な費用は?
独自ドメインには、以下2つの費用が必要です。
- 取得費用 … 初年度に独自ドメインを取得・登録する際に必要な費用
- 更新費用 … 2年目以降独自ドメインを更新する際に必要な費用
取得費用は、登録費用とも呼ばれます。
それぞれの費用は取得するトップレベルドメインや取得方法によって異なるものの、取得費用は1,000円程度、更新費用は1,500円~数千円程度となることが一般的です。
取得費用についてはキャンペーン等で無料~数十円程度となっている場合がありますが、独自ドメインのコストを考える際は取得費用と更新費用を総合的に考えるようにしましょう。
トップレベルドメインとは、「.com」や「.jp」など、ドメインの一番後ろの部分を指します。
独自ドメインの取得方法と費用の違い
独自ドメインの取得方法には、主に以下2つの方法があります。
- ドメイン取得サービスで取得する
- レンタルサーバーなどで取得する
ドメイン取得サービスで取得する
ドメイン取得サービスとはその名の通り独自ドメインの取得・登録・更新などがおこなえるサービスのことで、以下のようなものがあります。
- お名前.com
- ムームードメイン
- Xserverドメイン
- さくらドメイン
- 名づけてネット
それぞれ取り扱っているドメインや料金が異なり、例えば「.com」のドメインを取得・更新する際に必要な各サービスの料金は以下のとおりです。
ドメイン名 | 取得費用 | 更新費用(年) |
お名前.com | 1円 | 1,408円 |
ムームードメイン | 500円 | 1,728円 |
Xserverドメイン | 1円 | 1,298円 |
さくらドメイン | 1,952円 | 1,952円 |
名づけてネット | 1,320円 | 3,960円 |
Xserverドメインと名づけてネットの更新費用を比較すると約3倍の違いがあるなど、サービスによって大きな価格差があることがお分かりいただけるかと思います。
ただし、名づけてネットは安心のNTTグループが運用しているなど各サービスには特徴があります。ドメイン取得サービスを選ぶ際は、価格だけでなくサービス内容なども加味して選ぶと良いでしょう。
なおドメイン取得サービスに依頼できる便利なサービスとしては、「Whois情報公開代行」というサービスがあります。
Whoisとは登録者名や連絡先などドメイン登録者の情報を格納・公開するもので独自ドメイン取得時には必要ですが、Whois情報公開代行を利用すると各サービスが用意した別の情報が公開されるようになります。
レンタルサーバーなどで取得する
ドメイン取得サービスのほかに、レンタルサーバーやホームページ作成サービスからドメインを取得する方法もあります。
ドメイン取得サービスと比べると取得や更新には費用がかかるといったデメリットがありますが、独自ドメインの設定などをすべておこなってもらえる場合があるといったメリットもあります。
独自ドメインの設定はつまずきやすいポイントでもあるため、ドメインの取得から設定まで手間がかからないことは大きなメリットです。
ただしレンタルサーバーやホームページ作成など何かしらのサービスに付随したものの場合、別サービスに乗り換えたい場合手続きが手間となる可能性がある点には注意が必要です。
【Q&A】独自ドメインの費用に関するよくある疑問
次に独自ドメインの費用に関するよくある疑問について解説・回答します。
- 独自ドメインを無料で取得する方法はある?
- 取得費用と更新費用、どちらを重視すべき?
- 独自ドメインの更新は1年単位?
- 独自ドメインを更新しないとどうなる?
- ドメインの失効を防ぐ手段は?
- ドメインの有効期限を確認する方法は?
独自ドメインを無料で取得する方法はある?
独自ドメインを無料で取得する方法としては、主に以下の2つがあげられます。
- 無料ドメイン取得サービスを利用する
- レンタルサーバーの契約特典で取得する
無料ドメイン取得サービスを利用する
無料ドメイン取得サービスとはその名の通り独自ドメインを無料で取得できるサービスのことで、以下のようなものがあります。
これらのサービスを利用することで、通常1,000円程度必要なドメインを無料で取得できます。
ただしこれらのサービスは主に海外向けのサービスであり、サービスごとにさまざまな利用条件がある点には注意が必要です。
取得できるドメインも「.tk」や「.cf」など珍しいものが多いため、むしろユーザーからの信頼を欠くリスクもある点も認識しておきましょう。
レンタルサーバーの契約特典で取得する
レンタルサーバーの中には、契約時の特典として独自ドメインの取得費用を無料としているサービスもあります。
また中には取得費用だけでなく更新費用も無料としている特典もあり、その場合無料で独自ドメインを使い続けることが可能です。
無料ドメイン取得サービスと異なり「.com」や「.jp」などメジャーなドメインを取得できるため、ユーザーからの信頼を欠くリスクもありません。
サーバーもレンタルしたいと考えている方は、各レンタルサーバーの特典をこまめにチェックするようにしましょう。
取得費用と更新費用、どちらを重視すべき?
独自ドメインのコストを考える際は、更新費用を重視しましょう。
取得費用も可能な限り安く抑えたいですが、初年度一度きり必要な取得費用よりは継続して必要な更新費用の方が重要です。
また取得費用は高くても1,000円程度となることが多い一方、「独自ドメインの取得方法と費用の違い」で見たように更新費用はサービスごとの価格差も大きくコストとしても高額となる場合があります。
独自ドメインの更新は1年単位?
「独自ドメインの取得方法と費用の違い」では例として1年間の更新料をご紹介しましたが、一般的に2~5年程度の複数年での契約も可能です。
例えばお名前ドットコムの「.com」ドメインに必要な更新費用は、以下のようになっています。
更新1年 | 更新2年 | 更新3年 | 更新4年 |
更新5年目以降 |
1,408円 | 2,816円 | 4,224円 | 5,632円 | 1,408円×年 |
複数年契約で割引になるということはありませんが、予算に余裕がある場合は更新忘れを避けるためにも一度に複数年分の更新料を支払っても良いでしょう。
独自ドメインを更新しないとどうなる?
独自ドメインには更新が必要であり、更新せずに有効期限が切れると当然ながら使用できなくなります。
具体的には「ホームページにアクセスできない」「メールが使用できなくない」という状態に陥ります。
この状態を、ドメインの失効といいます。
ドメインを再取得できなくなるとドメインパワー(それまで培ってきたユーザーからの信頼や検索エンジンからの評価)を失うなど大きな損失となるため注意しましょう。
ただし、ドメインは一般的に更新猶予期間や復旧猶予期間を設けています。
更新にはある程度の猶予が設けられており、更新を忘れてしまっても期間内であれば再取得が可能です。
しかしながら復旧申請には手数料や時間がかかるため、やはりドメインは失効しないように細心の注意を払いましょう。
ドメインの失効を防ぐ手段は?
ドメインの失効は、主に「自動更新の設定をおこなう」ことで予防できる可能性があります。
ただしドメインの自動更新は主にクレジットカード支払いによりおこなうため、クレジットカードの期限切れや残高不足により支払いエラーとならないように注意しましょう。
また上記のほかに、後払い可能なドメイン取得サービスを利用することもドメイン失効を防ぐための手段の1つです。
ドメインの有効期限を確認する方法は?
ドメインの有効期限を確認する方法は、主に以下の2つです。
- ドメインの取得元から確認する方法
- Whois情報で確認する方法
ドメインの取得元から確認する方法については、「ホームページから確認できる」「事前にメールで通知する」など提供元によって方法が異なります。
またWhois情報から確認する際は、MGT.jpのWhoisチェックなどにアクセスして確認しましょう。
まとめ
今回は独自ドメインについて、必要な費用や取得方法別の費用の違いをはじめ、よくある疑問についても解説&回答しました。
最後におさらいすると、今回のポイントは以下の5つです。
- 独自ドメインには取得費用と更新費用が必要である
- 独自ドメインは「ドメイン取得サービス」や「レンタルサーバー」などで取得できる
- 取得費だけでなく更新料も合わせて考える
- ドメインを失効してしまうとホームページにアクセスできなくなる
- ただし、復旧猶予期間内であれば復旧が可能である
今回は独自ドメインの費用についての入門的な解説をおこないましたが、ジンドゥーでは初心者から上級者まで役立つホームページ作成のノウハウを多数発信しています。
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