「無料でホームページを作成できるソフトはないかな?」と探している方におすすめの方法は、2つあります。
1つめは“無料ホームページ作成サービスを使う方法”、2つめは“無料ソフト(=テキストエディター、FTPクライアントソフト)を使う方法”です。
そこで今回は「無料で使用できるおすすめサービス&ソフト」を8つ、選出しました。
この8選のなかには、以下の3種類が含まれています。
- ホームページ作成サービス…サーバー付きクラウド型のサービス
- テキストエディター…HTMLなどのコードを記述するときに使うソフト
- FTPクライアントソフト…サーバーにファイルを転送するソフト
初心者の方は「ホームページ作成サービス」を利用するとカンタンにホームページが作成できます。
中級者・上級者でWebの知識がある方は、「テキストエディターでHTMLやCSSなどのファイルを作成→FTPクライアントソフトでファイル転送」という方法でも良いでしょう。
どちらのやり方でも、この記事でご紹介するサービス&ソフトを使えば無料でホームページが作れます。
さっそく、各サービス&ソフトの詳細を見ていきましょう。
<目次リストを追加する領域>
1. 無料のホームページ作成サービス&ソフト8選
本章では、無料でホームページを作成できるサービス&ソフト8選をご紹介します。
- 【ホームページ作成サービス】ジンドゥー(Jimdo)
- 【ホームページ作成サービス】Wix
- 【ホームページ作成サービス】Ameba Ownd
- 【テキストエディター】Brackets
- 【テキストエディター】Visual Studio Code
- 【テキストエディター】Atom
- 【FTPクライアントソフト】FFFTP
- 【FTPクライアントソフト】FileZilla
1-1. 【ホームページ作成サービス】ジンドゥー(Jimdo)
出典:ジンドゥー(Jimdo)
ジンドゥー(Jimdo)は、初心者でもたったの3ステップで洗練されたホームページが無料で作れるサービスです。
国内では170万ユーザー(2019年時)が利用しており、クラウド型のホームページ作成サービスとして国内最大級を誇ります。
ホームページ開設に必要なサーバーやシステムは、すべてサービスに含まれています。アカウント登録するだけで、すぐにホームページを自動生成でき、驚くほど簡単です。
ジンドゥー(Jimdo)は、初めてホームページを作る人も安心して取り組めます。海外で開発されたサービスですが、国内での展開はKDDIグループが担当。日本語に対応しているのはもちろんのこと、きめ細やかなサポート体制が特徴のひとつ。
ジンドゥー(Jimdo)の料金プランは、有料・無料の両方あります。無料プランでも十分な機能が備わっています。
▼無料プランのサービス概要
- 商用利用:可
- サーバー容量:500MB
- 広告表示:あり
- クレジット表示:あり
- 独自ドメイン:不可
- テンプレート数:40(プリセット含め 総数187)
- レスポンシブWebデザイン:対応
- スマホ更新:可
1-2. 【ホームページ作成サービス】Wix
出典:Wix
Wixは、世界中に1億を超えるユーザーを抱えるホームページ作成サービスです。
ユーザーが多い分、600以上のテンプレート、300以上の拡張機能など、独自の進化を遂げ続けているのが、Wixの魅力。
無料で「アニメーション」を使った動きのあるホームページを作れるのも特徴です。「画像やテキストに動きをつけたい」と考えている方は、Wixがおすすめです。
▼無料プランのサービス概要
- 商用利用:可
- サーバー容量:500MB
- 広告表示:あり
- クレジット表示:あり
- 独自ドメイン:不可
- テンプレート数:600
- レスポンシブWebデザイン:対応
- スマホ更新:可
1-3. 【ホームページ作成サービス】Ameba Ownd
出典: Ameba Ownd
Ameba Owndは、Amebaブログで有名なサイバーエージェント提供するホームページ作成サービスです。自分オリジナルのホームページ、ブログ、メディアが簡単に作成できます。
日本製のサービスなので、日本語サイトを前提とした設計が魅力です。オシャレな雰囲気のテンプレートが多く、インフルエンサーとして活躍したい人におすすめ。
ブログ機能などにAmebaブログのノウハウが活かされているのもポイント。「今どき感」と「徹底したユーザビリティ」が両立しているので、多くの人にとって使いやすいはずです。
▼無料プランのサービス概要
- 商用利用:可
- サーバー容量:1024MB
- 広告表示:あり
- クレジット表示:あり
- 独自ドメイン:可
- テンプレート数:20
- レスポンシブWebデザイン:対応
- スマホ更新:可
1-4. 【テキストエディター】Brackets
出典:Brackets
Bracketsは、Adobeが開発しオープンソースでGitHubに公開されているテキストエディターです。HTML、CSS、JavaScript用の3つの種類があります。
高機能なのにシンプルで使いやすいのが特徴です。特に「クイック編集機能」が秀逸。Bracketsが先回りして、次にタイピングしそうなタグの候補を表示して作業を補完してくれるので、スピーディにコーディングを進めることができます。
▼ 特徴
- スピーディに編集ができるクイック編集機能
- 変更した箇所をブラウザ上で確認できるライブプレビュー
- カーソルを画像ファイル名に乗せるとポップアップで確認できるホバービュー
- コードが折りたためる機能
- 拡張プラグインが充実
- 動作が軽い
▼ 対応OS
- MacOS、Windows、Linux
1-5. 【テキストエディター】Visual Studio Code
Visual Studio Codeは、Microsoftが開発したオープンソースのテキストエディターです。タグの自動生成機能やデバッグ機能など、強力な編集機能を持った高度なエディターになります。
JavaScript、TypeScript、CSS、HTML などの一般的なWeb ベース言語を標準で搭載。さらに拡張機能を利用すれば数百の言語の入力補完に対応しています。
▼ 特徴
- 強力な編集機能とデバッグ機能
- JavaScript と Node.js の操作を効率化
- ローカルでサーバーレスに開発してデバッグ
- 数百のプログラミング言語をサポート
- 拡張機能が豊富で自分好みにカスタマイズ可能
▼ 対応OS
- MacOS、Windows、Linux
1-6. 【テキストエディター】Atom
出典:Atom
Atomは、GitHubが開発したオープンソースのテキストエディターです。使いやすいインターフェースや豊富な拡張機能が特徴です。
カスタマイズ性が高いため、技術者・開発者などの上級者でも愛用している人多数。一方、画面はシンプルで使いやすいので、初心者にもおすすめできるエディターです。
オートコンプリート機能や折りたたみ機能、独自に設定できるショートカットキーなど、快適にコーディングできるサポート機能が整えられています。
▼ 特徴
- オートコンプリート機能
- 折りたたみ機能
- テーマの変更
- 拡張機能が豊富
▼ 対応OS
- MacOS、Windows、Linux
1-7. 【FTPクライアントソフト】FFFTP
出典:FFFTP
FFFTPは、日本人の開発者が作ったフリーソフトです。1997年に開発されて以来、非常に多くの人が使用した有名ソフトです。FTPソフトの中で最も知られているソフトのひとつといえるでしょう。
2011年に原作者による開発は終了しましたが、その後は有志によってオープンソースで開発が続いています。
ローカルのフォルダとFTPサーバー側のディレクトリを同期させるミラーリング機能や漢字コードの変換機能、ファイアウォールやSOCKS、ワンタイムパスワードへの対応といった機能を備えています。
▼ 特徴
- ミラーリング機能
- 漢字コードの変換機能
- ファイアウォール、SOCKS、ワンタイムパスワードへの対応
▼ 対応OS
- Windows
1-8. 【FTPクライアントソフト】FileZilla
出典:FileZilla
前項でご紹介したFFFTPはWindows向けソフトでしたが、こちらのFileZillaはWindows/Mac両対応(Linuxも対応)のFTPソフトです。
FTPよりもセキュリティの強いFTPSとSFTPに対応しています。ファイル転送を暗号化して行うため安全性が高くなります。
▼ 特徴
- FTPS、SFTP対応で暗号化による安全なファイル転送
- 高速転送機能
- ファイル名のフィルタ機能
▼ 対応OS
- MacOS、Windows、Linux
2. 迷ったら「ホームページ作成サービス」がおすすめ!
ここまでご覧いただき、「どのツールを使えばいいのかわからない」と迷っている方がいらっしゃるかもしれません。
結論からお伝えすると、迷ったら「ホームページ作成サービス」を選ぶのがおすすめです。なぜなら、初心者の方でも扱いやすく、ホームページ作成に失敗するリスクが極めて少ないからです。
ホームページ作成サービスには、以下のメリットがあります。
- サーバーの準備が不要(レンタルしなくてOK)
- Webの知識・スキルがなくてもカンタン
- パソコンに専用ソフトをインストールする必要がない
- インターネットさえあれば誰でもホームページ作成ができる
無料で使えるホームページ作成サービスなら、試しに登録してホームページを作ってみても、お金はかかりません。まずは一度、試してみることをおすすめします。
▼ 無料で使えるホームページ作成サービス
- ジンドゥー(Jimdo):初心者でもカンタン、幅広いユーザーにおすすめ
- Wix:テンプレ数が多い、今っぽいデザインを求める人に
- Ameba Ownd:オシャレな雰囲気、ブログ機能が充実
3. 無料でホームページを作る上での3つの注意点
後に、無料でホームページを作る上での注意点を3つ、お伝えしておきます。
<無料でホームページを作る上での3つの注意点>
- サービスや開発が終了することがある
- 広告が掲載されることがある
- 独自ドメインが使えないことがある
3-1. サービスや開発が終了することがある
1つめは「無料サービスが終了することがある」ということ。サービス提供企業が、倒産したり方針変更したりすれば、サービス終了となる可能性もゼロではありません。
サービスは継続されても、無料プランが終了し、有料プランへ移行するケースもあります。
このようなケースは、実際にはまれです。しかし、無料で提供されているサービスには、保障がないことは覚えておきましょう。
例えばビジネス用のホームページなど、「万が一、サービスが終了したら、大きな損害を被ってしまう」というケースでは、有料プランを選んでおいた方が安心です。
3-2. 広告が掲載されることがある
2つめは「広告が掲載されることがある」こと。無料で提供されているサービスの多くは、運営費を広告収益でまかなう仕組みになっています。
他企業の広告が掲載されると不都合なコーポレートサイトなど、広告の表示を避けたい場合はご注意ください。
3-3. 独自ドメインが使えないことがある
3つめは「独自ドメインが使えないことが多い」ということ。多くの無料サービスでは、独自ドメインの使用は有料オプションになっています。
独自ドメインの使用が必須なのであれば、有料プランを検討しましょう。
ジンドゥー(Jimdo)の場合なら、1カ月あたり990円のプランで、前述の「広告非表示」と「独自ドメイン」の両方が使えるようになります。
4. まとめ
無料でホームページを作れるおすすめのサービス&ソフトは以下の通りです。
どれを選んだら良いのか迷ったら「ホームページ作成サービス」の中から選ぶことをおすすめします。
▼ 無料のホームページ作成サービスはこちら
- ジンドゥー(Jimdo):初心者でもカンタン、幅広いユーザーにおすすめ
- Wix:テンプレ数が多い、今っぽいデザインを求める人に
- Ameba Ownd:オシャレな雰囲気、ブログ機能が充実
無料でホームページを作る上では、以下の3点に注意してください。
- サービスや開発が終了することがある
- 広告が掲載されることがある
- 独自ドメインが使えないことがある
では、さっそく無料でホームページ作成を始めてみましょう。素晴らしいサイトができますように!