お客さまがネットショップに訪問しても、必ずしも商品の購入に繋がるわけではありません。実は、ネットショップのショッピングカートに追加された商品のおよそ8割が支払い段階までに行かず、放置されてしまいます。
しかし、ちょっとした心理的仕掛けで、お客さまの背中をそっと押してあげることができるのです。
この記事では、あなたがネットショップで販売している商品が購入されやすくなる6つの方法を紹介します!
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1.訪問者から共感を得る
訪問者から共感を得るということは、サイト内に見込み客が「はい」と言いたくなるような質問をすることです。これは、ウェブサイトやランディングページ、商品の詳細ページなどで非常に役に立つテクニックです。
例えば、あなたが整体師だと想像してみてください。
読者の思考:「している!」
もしくは、高性能のランニングシューズを売っているとしましょう。
読者の思考:「縮めたい!」
あなたが求めている見込み客が共感できるキャッチコピーなどをサイトのコンテンツや見出しのいたるところにちりばめることが効果的です。こうすることでお客様のことを理解していることを示し、信頼を築き上げることができます。ネットショップの信頼度が高まれば高まるほど、購入に対して前向きに思ってもらえることができるのです。
2.無料特典の提供をする
購入を検討してるお客さまを、不安な気持ちから好きだという思わせるように背中を押すことが大事です。商品の値段を上げることだけが、価値を上げる方法ではありません。
無料で、違う商品を付け足すことも、間接的に商品の価値を引き上げます。「商品の値段以上の価値があるものを手に入れることができる」という安心感を与え、購入を後押ししましょう。
3.お役立ちコンテンツの提供をする
無料特典は物理的なものである必要はありません。ホワイトペーパーやビデオセミナーなど、訪問者の訪問目的に役立つものでも特典としての価値は十分あります。
こういった無料の特典は潜在顧客との関係構築に役立つので、マーケターたちは「リードマグネット(リード獲得広告)」と呼びます。無料のコンテンツを提供することで、専門性をお客様に共有することができ、そこから商品やサービスの雰囲気を掴んでもらい、自信を持って購入してもらえるようになるのです。
4.自身のストーリーを訪問者に伝える
なぜ人々はクリスマスにケンタッキーのチキンを買うのでしょうか?
それは商品と消費者とが感情的に繋がるよう、クリスマスというイベントを舞台にした広告を打つことによって、ケンタッキー自体がクリスマスの一部であるといった物語を作り上げてきたからです。こういったストーリーテリング(物語)はどの様なマーケティングでも応用することができます。。
自分が何者で、何をしていて、自分たちを突き動かしている核となる価値はなんのか?などについて、About ページや Store ページで語ってみましょう。
5.お客様の声(口コミ)を掲載する
消費者は売り手からではなく、実際のユーザーからの公平な口コミを好みます。
口コミをホームページに載せることで、あなたの伝えたいことを裏付け、商品が実際にどう機能するのか・どう評価されているか、を示す「生の声」を届けることができます。
購入前にお客さまが持ちそうな疑問を考えてみてください。口コミの中に、その答えとなるようなものがありますか? なければ商品詳細ページや価格表のページにきちんと追加して、”購入”を思いとどまらないよう、不透明なことはない状態にしましょう。
6.購入までの期限を設ける
期間限定の取引は、「予期された後悔」や「FOMO」 (Fear of Missing Out=見逃すことへの恐れ)という心理的現象により、効果的に顧客の購入意欲を高めることができます。。
やや悪意があるように聞こえるかもしれませんが、有効期限が切れる前にギフト券を使うことや、セールでデザイナーブランドの服を買うことなど、消費者を「焦らせる」効果は実際にあります。提供するものに期限を設けることで、緊急性を伝えて、もし期間内に買わなかった時にどう思うかを考えさせることができるのです。
いかがでしたか?
ネットショップの売り上げを伸ばすために、心理学的裏技やきっかけ(トリガー)を今まで使ったことはありますか? これからのネットショップ運営で、この記事であげた方法をぜひご活用してみてください。