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会社概要の作り方とは?会社の信用度をあげる10のポイント

会社のホームページは、会社案内を担うパンフレットのようなもので、営業ツールとしての役割もあります。

 

自社で制作することもあれば、外部の制作会社に依頼する場合もあるでしょう。

 

さまざまなページで構成される会社案内の中でも、会社の信用度に直結するのが「会社概要」です。

 

そこで今回は、会社概要の作り方として、記載しておきたい項目や、信用度を上げるためのポイントを解説します。

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会社概要の役割とは

会社概要の役割とは

会社概要は、自社がどのような会社なのかを紹介・説明し、見込み客を獲得することを目的としています。

 

会社概要の出来が会社の信用度に直結するため、特にWebマーケティングを考えているなら重要です。

 

会社概要の具体的な役割は以下の2つです。

  • 誰が会社概要を閲覧するのか
  • 企業の信頼度をチェックされている


それぞれ詳しく解説します。

誰が会社概要を閲覧するのか

会社概要は会社名や住所などの基本情報が記載されるページですが、実はホームページを訪れた人の大半が会社概要を閲覧しています。

 

何を目的としてホームページを訪れたかは異なるものの、どのような会社なのか、という点に関しては誰もが気になるところでしょう。そのため、会社の内容を知ることができる会社概要は、閲覧率の高い重要なページです。

 

特に求人への応募を検討している人にとっては重要でしょう。そのため、知名度があまり高くない中小企業ほど、どのような会社概要を作り、活用するかがポイントとなってきます。

企業の信頼度をチェックされている

会社のホームページは、トップページを始めとする各ページの出来自体ももちろん大事です。

 

しかし、いかに優れたデザイン性のトップページだったとしても、会社概要の出来が悪ければ、「会社の基本情報すら満足に掲載されていない」という印象をもたれ、不信感が生まれるため注意しましょう。

 

少なからず会社に興味を持っている人が、会社の信頼度をチェックするために閲覧するのが会社概要です。

会社概要の必須項目

会社概要の必須項目

会社概要は会社の基本データを記載するページですが、必須となる項目はほぼ固定化されています。

 

少なくとも以下に挙げる項目は記載することをおすすめします。

  • 会社名
  • 所在地
  • 電話番号
  • FAX番号
  • 受付時間
  • メールアドレス
  • ホームページURL
  • 代表者名
  • 事業内容
  • 資本金
  • 取引銀行
  • 主要取引先
  • 設立年月
  • 許可・登録・免許


これらの要素を軸に、従業員数、略歴、関連会社なども記載するとよいでしょう。

 

必須項目の基本情報が不十分だと、会社への不信感につながります。 逆に重要でない情報まで記載されていると、必要な情報がわかりづらくなるため、必要な情報のみを簡単にわかりやすくまとめることが大切です。

 

受付時間は、ただ受付時間だけを記載するのではなく、休日の情報も入れると好印象を与えられます。従業員数も、必要に応じて正社員のみなのか、非正規も含むのかを記載しましょう。

会社概要をパワーアップさせる項目

次に、会社概要をパワーアップさせる項目について確認します。

 

以下の5つの項目を加えることで、さらに会社の信用度が高まるでしょう。

  • 代表挨拶
  • 企業理念
  • 沿革・企業年表
  • 社屋外観
  • アクセス情報


それぞれ詳しく解説します。

代表挨拶

代表挨拶を掲載することで、ホームページを訪れた人に代表者の考えを知ってもらうことができます。

 

代表者の人柄や、会社に対する思いなどが伝わる代表挨拶は、閲覧者からよい印象を得られるでしょう。

企業理念

企業理念は、会社の考え方や価値観そのものです。会社概要に企業理念までは記載していない会社も少なくありませんが、記載しておくことで「何を目的とした会社なのか」を閲覧した人に伝えることが可能です。

 

閲覧者側からすると、どのような考えをもった会社なのかを知ることができれば、より会社への興味が強くなり、結果的に会社への信頼につながります。

沿革・企業年表

開業したばかりなら記載することがない項目ですが、歴史のある会社の場合は記載することをおすすめします。

 

沿革・企業年表が充実していれば、一目で歴史の長い会社であることが閲覧者に伝わるため、明確なアピールポイントになるでしょう。

 

沿革・企業年表には書き方のルールはありません。実績や会社の節目となった事柄を時系列順に記載するのが一般的です。

社屋外観

会社の外観に興味を持つ人も少なくありません。社屋外観が掲載されていると、そのような人たちのニーズにも応えられるほか、会社を訪れようとしている人にとっては便利な情報になるでしょう。

 

特に、会社への訪問者が多い、あるいは多くなることが想定される場合は、社屋外観の掲載をおすすめします。

アクセス情報

アクセス情報も、会社への訪問者が多いなら掲載すべきでしょう。

 

会社への訪問を考えている人にとって、アクセス情報は大切です。文章だけでなく地図も併用して、土地勘のない人でも迷わずたどり着ける、ていねいでわかりやすいものを準備しましょう。

 

アクセス方法についても、可能性のあるものは全て記載することが重要です。

顧客ファーストの配慮をする

会社概要は、会社のホームページを訪れた人に向けた情報です。そのため、会社概要にも顧客ファーストの配慮が求められます。

 

以下の5つのポイントを押さえて、会社の信用度アップにつながる会社概要にしましょう。

  • 表などを使い見やすさを優先させる
  • 親しみや信頼感が伝わる画像を使う
  • 代表挨拶の顔写真は人柄を伝える
  • 他社との違いを明確に伝える
  • できれば英語表示も併記する

表などを使い見やすさを優先させる

文章だけで記載されていると、あまり見栄えもよくなく、全体的に堅い印象をもたれてしまいます。

 

閲覧者のことを考慮して、表などを使って出来るだけ見やすい会社概要にすることが大事です。

親しみや信頼感が伝わる画像を使う

会社概要に画像を用いる場合は、親しみや信頼感が伝わる画像を使いましょう。

 

文章だけのページは敬遠されがちですし、画像を適切に配置することで閲覧者に嫌悪感を持たれずに目を通してもらうことができます。

 

しかし、いくら質のよい画像であっても、会社のイメージとかけ離れているものでは逆効果です。適切な画像を用意して、会社によい印象をもってもらいましょう。

代表挨拶の顔写真は人柄を伝える

代表挨拶を記載する場合は、文章だけでなく顔写真も掲載することをおすすめします。

 

しかし、顔写真を掲載しても、怒っていたり、強張っていたりするような表情ではあまりよい印象をもたれません。

 

代表者の人柄が伝わる、優しい表情の顔写真だと信頼感が得られるでしょう。

他社との違いを明確に伝える

会社概要には会社の基本情報しか記載されていないことが多いですが、ホームページを訪れる、会社に少なからず興味をもっている人は「他社との違い」を知りたがっていることが少なくありません。

 

そのため、会社により興味をもってもらうためには、競合他社との差別化が重要です。

 

他社とは違う自社の強みを記載することで、魅力が伝わりやすいオリジナリティのある会社概要になります。

できれば英語表示も併記する

グローバル化が進んだことにより、日本だけでなく海外から問い合わせが来るケースも増えています。

 

会社の今後次第では、海外展開の可能性もあるでしょう。そのため、外国人にも目を向け、会社名などは英語表示も併記しておくことをおすすめします。

 

また、日本人であっても何らかの理由により会社名の英語表示を知りたい人がいるかもしれません。

 

英語表示を併記することは、今日においては重要だといえるでしょう。

ポイントを押さえて顧客の信頼を獲得しよう

今回は会社概要に記載する項目や、信用度を上げるためのポイントについて解説しました。

 

会社概要は会社の基本情報が記載されているだけのものですが、それゆえに細かい部分の工夫が他社との差別化になります。

 

今回紹介したポイントをしっかり押さえて、自社のイメージをうまく表現した、顧客の信頼を獲得できる会社概要を作りましょう。